付和雷同を慎む

Bertrand Russell Quote Fools and Fanatics 自分をとりまく環境とうまくいかないのは,もちろん,不幸ではあるが,それは常に,いかなる犠牲を払っても避けなければならない不幸であるわけではない。環境が愚かであったり,偏見にみちていたり,残酷であったりするような場合は,それと同調しないことは,長所(美点)の印である。
出典:ラッセル『幸福論』第9章「世論に対する恐れ」
詳細情報:https://russell-j.com/beginner/HA19-040.HTM

To be out of harmony with one’s surroundings is, of course, a misfortune, but it is not always a misfortune to be avoided at all costs. Where the environment is stupid or prejudiced or cruel, it is a sign of merit to be out of harmony with it.

[寸言]
独善的になってはいけませんが,過度に周囲にあわせることは不幸の種ともなり ます。自分が正しいと思ったら,孤立することを恐れずに(ただし周囲の人々を 過度に非難せずに),自我を通すことは,長い目でみればきっとよいことがあると 思われます。