そば粉とつなぎ(の小麦)の割合によって、十割そばと言ったり、二八そばと言ったりします。一昨日だったか、テレビを見ていたら「外二そば」という言葉がでてきました。何を言っているのか最初よくわかりませんでした。
蕎麦屋の主人?の説明によると「(そば粉とつなぎの割合が10:2となる)二八そばの一種」とのことでした(説明図参照)。
しかし、この説明には以下のような理由で納得できません。
1.「七三そば」も「十割そば」も「そば粉」に対して「つなぎ」がどれだけの割合かを言っているのに、「二八そば」は逆(つなぎ二に対しそば粉八)になっており、一貫性がない。(「八二そば」と言うべきところ)
2.流布しているので「二八そば」という言い方を認めるとしても、「税金の外税と内税」とは性格が異なるので、「内二」はよいが「外二」という言い方はやめたほうがよい。
3.「内二」の比率を「8:2」、「外二」の比率を「10:2」としているが、それぞれ、「4:1」及び「5:1」と考えるのが自然。
4.「二八そば(外二)」の「そば粉とつなぎ」の割合(10:2 → 5:1)に固有の名前をつけたいのなら「五一そば」とでも言うべきもの。そうすれば一貫性がでてくる(まさか、そば粉83.3%、つなぎ16.7%なんて言う人はいないですね?)。
5.「そば粉10に対し、つなぎを2にします」という言い方を平気でする人は、算数や数学のセンスがない。