子供は,苦しみを通してではなく,幸福と健康を通して美徳を学ぶ

A3_Poster_out 幸福な子供にあっては,寛大な気持ちを刺激するのは困難ではないはずである。しかし,子供が楽しいことに飢えている場合は,自分が手にすることができる楽しみに頑固にしがみつくのは当然であろう。子供が美徳を学ぶのは,苦しみを通してではなく,幸福と健康を通してなのである。

In a happy child, it should not be difficult to stimulate a generous disposition ; but if the child is starved of pleasures, he will, of course, cling tenaciously to those that are attainable. It is not through suffering that children learn virtue, but through happiness and health.
出典: On Education, especially in early childhood, 1926, Pt. 2:Education of character, chap. 7: Selfishness and property.
詳細情報:http://russell-j.com/beginner/OE07-060.HTM

[寸言]
carrot-and-stick 子どもを厳しくしつけるという名目で,ねたみ,嫉妬,憎悪を身につけさせるような行為を大人はしてはならない。逆効果となる可能性が非常に大きい。
また、子どもの幸せを二の次にして、飴と鞭によって、国家のために役立つ「人間づくり」などしてはならない。