一般的に,「上品」な人々は,世界(世の中)の警備(安全を守る仕事/警備や国防)は,雇用人(注:金で雇った人間)にまかせる。なぜなら,そういった仕事は,「上品」な人が手をつけようとはしないものだと感じているからである。けれども,代理者(他人)にまかせようとしない部門が一つある。それは陰口(backbiting)と醜聞(scandal)の部門である(注:上品な人は表立って下品なことは言わないが,裏ではいっぱい好んで言う,といったニュアンス))。
In general, nice people leave the policing of the world to hirelings because they feel the work to be not such as a person who is nice would wish to undertake. There is, however, one department which they do not delegate — namely, the department of backbiting and scandal.
出典:Nice People, 1930 (pub. in 1931)
詳細情報:http://russell-j.com/beginner/0464NP-040.HTM
<寸言>
「上品な」人は「上品な」悪口を言うとは限らない。