ペットのように子どもをかわいがってはいけない!

 以上を要約しよう。生まれたばかりの赤ん坊でも,将来この世でしかるべき位置を占める人間として,尊敬をもって扱おう。あなたの現在の都合のために,あるいは,赤ん坊を甘やかして楽しむために,赤ん坊の未来を犠牲にしてはならない。どちらも,負けず劣らず有害である。他の場合と同様,この場合も,正しいやり方に従おうとするのであれば,愛情と知識の結びつき(組み合わせ)が不可欠である。

To sum up: Treat even the youngest baby with respect, as a person who will have to take his place in the world. Do not sacrifice his future to your present convenience, or to your pleasure in making much of him : the one is as harmful as the other. Here, as elsewhere, a combination of love and knowledge is necessary if the right way is to be followed.
出典: On Education, especially in early childhood, 1926, Pt. 2:Education of character, chap. 3: the first years.
詳細情報:https://russell-j.com/beginner/OE03-080.HTM

<寸言>
ペットとして動物のように可愛がるのも,稚すぎる頃から厳しく独立した個人として躾けるのも、どちらも好ましくない。