自分の内面に忠実に(正直に)生きる

 一部の人々は自分の内面から(内面に忠実に)生きているが,その他の人々は隣人が感じたり言ったりすることを映す鏡にすぎない。後者は,決して真の勇気を持つことができない。

Some men live from within, while others are mere mirrors of what is felt and said by their neighbours. The latter can never have true courage:
出典: On Education, especially in early childhood, 1926, chap. 2: The Aims of Education
詳細情報:http://russell-j.com/beginner/OE02-140.HTM

<寸言>
 能力に関係なく,誰もが自分の内面に忠実に生きることは可能である。しかし,往々にして,権力を恐れたり,他人の目を気にしたりして,自分を裏切って生きる羽目になることが少なくない。
ただ反射するだけの(鏡である)月ではなく,自ら照らす太陽でありたい,とまでは言う自信はなくとも,自らの内面を大事にし,可能な限り自主的な生き方をしたいものである。