不都合な真実や事実に目を塞ぎたい大人ー子どもを守るためと言いながら・・

saru_mizaru-iwazaru-kikazaru 子供は’ごまかし’を嫌うが,通常,そのような気持ちは年をとれば消滅する。(従って)子供に不快な真実を知らせない慣行,決して大人たちが考えるように子供たちのために採用されたのでない。それは大人にとって卒直さが苦痛であるがゆえに採用されるのである。

They have a dislike of humbug, which usually disappears in later life. The habit of screening them from the knowledge of disagreeable truths is not adopted for their sakes although adults may think it is; it is adopted because adults themselves find candour painful.
出典:Bertrand Russell: On Protecting Children from Reality,Oct. 5, 1933. In: Mortals and Others, v.1 (1975)]
詳細情報:http://russell-j.com/CHILD-P.HTM

<寸言>
inconvenient_truth_trump 現実を直視することが苦痛であっても,現実から逃げないで直視し続ければしだいに慣れていく。それに対し自分や自国に不都合な真実から目をそらしてきた場合には,なんとかしてそういった事柄はなかったことにしてしまい,真実があかるみに出そうになると,個人情報の保護や偏向だ,特定秘密だ,自虐だと言って,そういった報道や言動をつぶそうとする