望ましい活動へ自発的に向かう心の習慣づくり

 基本的な理念(考え方)は単純である。(即ち,)正しい’しつけ’は,外部からの強制にあるのではなく,望ましくない活動よりも,望ましい活動へ自発的に向かう心の習慣にある,ということである。驚くべきことは,この理念を教育において具体化する技術的な方法を発見することに大きな成功を収めたことである。この点で,モンテッソーリ夫人は最高の称賛に値する。

The fundamental idea is simple: that the right discipline consists, not in external compulsion, but in habits of mind which lead spontaneously to desirable rather than undesirable activities. What is astonishing is the great success in finding technical methods of embodying this idea in education. For this, Madame Montessori deserves the highest praise.
出典: On Education, especially in early childhood, 1926, chap. 1: Postulates of Modern Educational Theory
詳細情報:http://russell-j.com/beginner/OE01-090.HTM

<寸言>

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自分の教育力わかりやすく説明する力教育技術の乏しさを自覚せず、どうしてよいかわからないので,自分やお上が正しいと思うことをそのまま子どもに押し付けようとする,最悪の教師や学校経営者や(教育行政に携わる)文部官僚。愛国心教育や古い道徳教育を青少年に吹き込んで従順な国民をつくりたいという政治家も同罪。

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