専門家(学識経験者)の意見に頼り過ぎる一般市民


 「ラッセルの言葉366(Word Press 版)」(2015.09.17)

KNOWLEDG-233x300 現代社会においては,専門家の重要性がしだいに増してきているが,その予期しない,また意図しない結果の1つは,かつては自分の力を発揮しえた人間生活のほとんどの分野で,’平均的な普通の人間’は皆「受身」になっているということである。

One of the unforeseen and unintended results of the increasing importance of experts in the modern world is that, in a great many departments of life, the ordinary man has become passive where he used to be active.
出典: Are we too passive? (written in Feb. 3, 1932 and pub. in Mortals and Others, v.1, 1975)
詳細情報:http://russell-j.com/PASSIVE.HTM

[寸言]
テレビや新聞を全然見ない(あるいはみない主義の)人もいますが,大部分の人々は毎日マスコミづけとなっており,それらのメディアから多くの情報を得たり,種々の娯楽を享受したりしています。これには国民の共通理解のスピードアップ(ただし,あくまで可能性)というプラス面もありますが,自分の頭で考える,またそのために主体的に情報を収集するという,一個の独立した市民として一番重要な能力の一つを身につけることがおろそかになる危険性もあります。

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