聞き分けのない子に「穏やかな」形の罰をあたえる効果

 ・・・。(息子が)たまに,私たち(夫婦)がだめだと言ったものを要求し続けたり,しっこく妹の遊びのじゃまをした時など穏やかな形の罰に訴えた(罰を与えた)。そういう場合,理性的な説明も説得もうまくいかなかった時には,私たち(夫婦)は彼をびとりきりの部屋へ連れていき,★ドアはあけたままにしておき,良い子になり次第戻って来てよい,と告げる。ほんのちょっとして,大泣きした後,彼は私たちのところに戻ってくる。そして,ずっと良い子でいる。つまり,戻ってくる以上は良い子になることを約束したことになる,ということを完全に理解しているのである。これまでのところ,私たちは,これよりも厳しい処罰の必要を一度も見出していない。

On a few occasions we have resorted to mild forms of punishment when he has persisted in demanding things we had refused him, or in interfering with his sister’s play. In such cases, When reason and exhortation have failed, we take him to a room by himself, leave the door open, and tell him he can come back as soon as he is good. In a very few minutes, after crying vigorously, he comes back, and is invariably good : he perfectly understands that in coming back he has undertaken to be good. So far, we have never found any need of severer penalties.
出典: On Education, especially in early childhood, 1926, Pt. 2:Education of character, chap. 9: Punishmnet
詳細情報:http://russell-j.com/beginner/OE09-020.HTM

<寸言>
「ドアはあけたままにしておき」というのが肝かも知れない。ドアをしめたら、よけいにこじれて、強情になるかも知れない。子供によるが・・・。

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