機械やロボットの活用-その光(希望)と影(不安)

DOKUSH34 しかし,仕事がつまらないものになればなるほど,ますます機械にやらせることが可能になってくる。機械生産の究極(最終)目標は--確かに,いまだその目標からはほど遠いが--面白くないことはすべて機械にまかせ,人間には変化とイニシアティブ(創意)を要する仕事が取っておかれる,といったシステムである。

but the more uninteresting the work becomes, the more possible it is to get it performed by a machine. The ultimate goal of machine production – from which, it is true, we are as yet far removed – is a system in which everything uninteresting is done by machines, and human beings are reserved for the work involving variety and initiative.
出典:The Conquest of Happiness, 1930, chap. 10: Is Happiness still possible?
詳細情報:https://russell-j.com/beginner/HA21-050.HTM

[寸言]
abe_canot_read_situation そういった意味では,ロボット研究やその実用化に期待しています。しかし,特に 米国ではロボットの軍事利用がさかんになっており,「悪いことはしなくても利益をあげることができることを示す」ことを社是にしていた Google までが軍事用ロボットを研究していた企業などを買収しました。(安倍政権下の)日本でも少しずつ,ロボットの軍事利用が進んでいくと思われ,歯止めが必要です。(イラスト:海外でも安倍総理は軍国主義的な人間として描かれている。
米国では戦争を請け負う企業まで出てきており,アメリカ国民の犠牲をすくなくして 敵を大量に殺せるということでロボットの軍事利用をめざしています。ロボットによる代理戦争を描いたSFがまったくの空想でなくなっていくと予想されます。

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