仕事における能率を妨げる感情 ー「人事を尽くして天命を待つ」の精神

 実際的な仕事における能率は,私達がその仕事に注ぎこむ感情(の多少)に比例しない。それどころか,感情は時々能率の妨げとなる。必要なのは,‘人事を尽くして天命を待つ’,という態度である。諦めには二つの種類がある。一つは’絶望’に根ざしており,もう一つは’不屈の希望’に根ざすものである。

Efficiency in a practical task is not proportional to the emotion that we put into it; indeed, emotion is sometimes an obstacle to efficiency. The attitude required is that of doing one’s best while leaving the issue to fate. Resignation is of two sorts, one rooted in despair, the other in unconquerable hope.
出典: The Conquest of Happiness, 1930, chap. 16: Effort and Resignation.
詳細情報:http://russell-j.com/beginner/HA27-040.HTM

<寸言> ★再録
冷静な判断を伴わない精神論や過大な思い入れは,目的を達成する邪魔になることも少なくない。目的に向かって,たんたんと課題を処理したほうがよいということ。

「仕事における能率を妨げる感情 ー「人事を尽くして天命を待つ」の精神」への1件のフィードバック

  1. 俺の哲学と美学は、人事をつくして天命を待つ――という真言に基づく。俺は健康を増進し、健康を維持するためのいかなる努力も惜しまない。おかげで心身共にすこぶる元気。食欲を刺激するために酒も飲む。出版社に踊らされ、と嘯き、本を書き出版し、はしゃいでいる男がいる。自分はアホだと居直っている。自分は賢明なだと言いたいらしい。俺ははっきり言う。この男は紛れもない<アホ>だ。バカの極みだ。極めつけの馬鹿としか言いようがない。俺はこれを焼酎を飲みながら書いている。俺はアホに煽られて酒は止めないね。町田はリバウンドが怖くて、本を書いたのだ。卑怯な奴だ。禁酒なんて自慢にならん。

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