性について子供に話す適切な時期


 思春期のどれくらい前にこういう(性に関する)知識を与えられるべきかは,(子どもの)状況による(状況・事情によって異なる)。好奇心の強い,知的に活発な子供は不活発な子供よりも早めに教えてあげなければならない。いかなる時期においても,好奇心が満たされないままの状態にしてはならない。どれほどその子どもが幼いとしても,子どもが質問すれば答えてあげなければならない。また,両親の態度は,子どもが知りたいと望むならば(ちゅうちょしないでいつでも)質問する(質問できる)といったものでなければならない。しかし,もし子供が性について自発的に質問しない時には,いかなる場合でも,10歳になる前に話してあげなければならない。最初に,他の子どもたちからまずい仕方で教えられてはいけないからである。従って,動植物の生殖について教えてあげることで,子供の好奇心を刺激してあげることが望ましいかもしれない。咳ばらいをして(a clearing of the throat),「さて,そろそろおまえも知っておいたほうがいいから,話しておこう」などと前置きをするような,もったいぶった(まじめくさった)特別な機会を作ってはいけない。性教育に関することは全て,あたりまえで日常的なものでなければならない。だからこそ,問に答える形が一番うまくいくのである。

How long before this the information should be given depends upon circumstances. An inquisitive and intellectually active child must be told sooner than a sluggish child. There must at no time be unsatisfied curiosity. However young the child may be, he must be told if he asks. And his parents’ manner must be such that he will ask if he wants to know. But if he does not ask spontaneously, he must in any case be told before the age of ten, for fear of being first told by others in a bad way. It may therefore be desirable to stimulate his curiosity by instruction about generation in plants and animals. There must not be a solemn occasion, a clearing of the throat, and an exordium : “Now, my boy, I am going to tell you something that it is time for you to know.” The whole thing must be ordinary and every-day. That is why it comes best in answer to questions.
出典: On Education, especially in early childhood, 1926, Pt. 2:Education of character, chap. 12: Sex Education
詳細情報:http://russell-j.com/beginner/OE12-090.HTM

<寸言>
学校においては,一律に,標準的に,性教育がなされる。ここでは,家庭において何をどのように何時教えるべきかということであるが,個々の子供によって多少の違いがあるということ。

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