ラッセル『私の哲学の発展』第3章 最初の努力 n.10


(ラッセルの15歳の時の鍵付き日記帳から) <1888年5月3日>  私がその代わりとして述べなかったもうひとつのきわめて有力な議論(論拠),がある。(注:in its place / in one’s place ~の代わりに)即ち,この地上における(here below)魂は肉体とは不可分に結びついており,肉体(の成長)とともに,成長し、老衰し、眠り、(魂は)脳に影響を及ぼすと同時に、逆に(肉体の一部としての)脳の中に何か異常があれば(魂は)すぐその影響を受けるように思われる、という議論である。ワーズワース(Sir William Wordsworth, 1770-1850)の『暗示』(Intimations)(注:”Ode” :”Intimations of Immortality” )はごまかし(humbug たわごと)である。なぜなら、魂は肉体とともに成長するものであり,ワーズワースの言うように始めから(生まれたときからできあがっているものではないことは明らかだからである。 * 参考:ウィリアム・ワーズワース 「オード」(「幼少の思い出が永遠について教えてくれる」) https://blog.goo.ne.jp/gtgsh/e/10f197f0b4db485e2758ac0ea2bd6445

Chapter 3: First Efforts, n.10 (From Russell’s Diaries] Eighteen eighty-eight. May three . .
. . There is another very strong argument which I did not insert in its place, namely, that the soul here below seems so inseparably bound up with the body, growing with it, weakened with it, sleeping with it and affecting the brain and affected in return by anything abnormal in the brain. Wordsworth’s Intimations are humbug, for it is obvious how the soul grows with the body, not as he says perfect from the first.
 Source: My Philosophical Development, chap. 31959.  
 More info.:https://russell-j.com/beginner/BR_MPD_03-100.HTM

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