体制擁護に回りがちな(多額の研究資金を必要とする)科学者

EGAMI 科学が教会の迫害を受けた時代の科学者たち寛大で進歩的であった。(これに対し)現代にあっては,科学者は名誉に包まれ,広く尊敬を受けており,彼らは、通常。体制擁護’に回りがちである。

In the days when science was persecuted by the Church, men of science were liberal and progressive; nowadays, when they are covered with honours and universally respected, they tend to be supports of the satus quo.
出版: Success and Failure (written in Jan. 11, 1932 and pub. in Mortals and Others, v.1, 1975.]
詳細情報:http://russell-j.com/JIYU-KYO.HTM

[寸言]

特に多額の資金が必要な big science においては,権力にたてつくような科学者は,十分な科学研究費や研究開発費を交付してもらうのは難しいので、体制擁護をするか、少なくとも体制を批判することを控えがち。即ち,栄誉・名誉が与えられ,研究費を獲得できるのであれば,自分が属している組織や自分に力や研究資金を与えてくれる権力に従順になりやすい。
たとえば、原子力の研究開発(政府公認の原子力科学)に携わる研究者,医薬品の開発者,軍事技術に資する研究者(注:今年はかなり多くの大学が防衛省からお金をもらいたいために、軍事に役立つ研究申請としている!)、その他いろいろ。

海外、特に米国ではノーベル賞受賞者でさえ,・・・。権力に媚びを売らない科学者はそれほど多くない・・・? (ノーベル物理学賞受賞の)益川さんなどは,貴重な存在。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です