バートランド・ラッセル落穂拾い 2021
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★R落穂拾い-中級篇
索引(-出版年順 著者名順 書名の五十音順)
(ラッセル関係文献「以外」の図書などでラッセルに言及しているものを拾ったもの)
「哲学者バートランド・ラッセルの解決法とは - SNS炎上にもつながる「多様性」議論を、天才哲学者マルクス・ガブリエルが考える」
出典:WebVoice, 2020.02.21 (2021.04.17)* マルクス・ガブリエル(Markus Gabriel, 1980.4.6)~ :ドイツ・ボン大学教授
この有名な「?つきのパラドックス」は、議論が尽くされていて解決法もたくさんありますが、一つシンプルなものとして、哲学者バートランド・ラッセルの解決法があります。
近代初のもっとも簡潔で見事な解決法の一つです。簡単に言うと、「2つの段階に分けよ」というものです。
第二段階の排除は問題ない、と考えます。多様性で言うと、第一段階の排除は、女性や黒人などのマイノリティを排除することに当たります。
第二段階の排除は、女性や黒人を排除する者たちを排除することです。第一段階の排除には排除者は含まれないが、第二段階の排除には排除者が含まれる。
2つの段階に分けたら、それぞれの集合には違いが生まれるのです。民主主義でも同じことが言えます。民主主義撲滅を掲げる政党を設けるべきか?答えはノーです。
不寛容な人にも敬意をもって寛容になるべきか?これもノーです。このように2つの段階に分けて考えることが、盤石の解決法となります。
ですから我々は、とりわけ民主主義では──これがパラドックスなのですが──いわゆる排除者を常に排除することになります。
・・・ 以下省略・・・
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