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ラッセル落穂拾い 2019

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 ★R落穂拾い-中級篇


索引(-出版年順 著者名順 書名の五十音順
(ラッセル関係文献「以外」の図書などでラッセルに言及しているものを拾ったもの)

  • 「?(=JIS外字)多多の創始者・黄崢氏の素顔、中国の若手創業者富豪ナンバーワン」(2019.11.08)
     情報源:
    「東方新報」2019年11月7日 21:00 発信地:東京 [ 中国 中国・台湾 ]
    「中国民間経済研究で知られる英国人経済コンサルタントのルパート・フーゲ ワーフ氏が運営する胡潤研究院が先月28日、「2019年80年代生まれ創業者富豪 ランキング」を発表。1位はEコマースの新勢力・?多多(Pinduoduo)の創始者 、39歳の黄崢(Huang Zheng)氏だった。・・・。創業4年目で、この一年間、 毎日1億元(約15億3304万円)以上ずつ資産を増やした計算となり、資産総額 は前年から400億元(約6132億1600万円)増の1350億元(約2兆696億円)とな った。黄氏は「フーゲワーフ中国長者番付」にもベストテン入りしている。・・・。」

    「・・・当時最も影響を受けた書籍に、バートランド・ラッセルの『幸福論』を挙げている。「ある場所の非主流が別の場所の主流となる」と言う格言がのちの市場に対する考え方の根底をなしており、22歳で「田忌競馬式市場競争(訳:全体的に能力が劣っていても、局所で勝つことで最終的に勝利する)」「金は手段であって目的ではない」といったビジネス哲学にたどり着いていたという。」
     共産主義を厳しく批判したラッセルだが、中国でも黄氏のようにラッセルから影響を受けている人はかなりいるはず。しかしインターネト利用が規制されているので、ラッセルのポータルサイトの閲覧は中国からは少ない。


  • 「浪漫−6(バートランド・ラッセル− 心をロジック化しようと試みた男)」(2019.10.25)
     情報源:
    隠居道:伊藤久雄-I


    ・・・私が、ラッセルを人生の目標としたいのは、実はこういう天才科学者としての生き方ではないのです。・・・人生の晩年、彼はそれまで発見・提唱してきた論理学や数学といった分野から、人間の行動に基づく社会構造や教育理論にそれを応用し多くの思想や哲学を創出し発表しました。
     研究の対象を科学から人間、それも「心」の領域に科学者で始めて踏み込んだ人なのです。
     その多くの理論の中でも特に有名なのが、私も一時期大興奮して徹夜で読み耽っていた「パラドックス理論」や「階型理論」があります。
     これらは当時閉塞感のあった数学や物理学に、新たなる思考の方向性をもたらしました。
     特に「階型理論」は、その後にAIの言語分析という領域において基本アルゴリズムとして君臨し続けています。
     当時の科学者の多くの思考の壁は、実は自分自身の「心」にあったのです。
     それを自らの体験を基に、体系的にまとめ論文として発表し続けました、したがって科学者でラッセルを慕う人は非常に多いのです。
     彼は当時では驚きの98歳まで生きました、しかしそれでも「もっと時間が欲しい」と最後まで言い続け研究に没頭していたのです。
     もっと多くの時間が彼にあったら、もっとAIが早く発展したかもしれません。
     クールな科学という分野を生き、「人間」や「心」を科学で解明しようとしたホットな大天才、もっと多くの人に「バートランド・ラッセル」を知って欲しいと思うばかりです。



  • 【学ナビ】羅針盤 リーダーシップ発揮し変革担う女性育成(津田塾大学・高橋裕子学長)(2019.09.20)
     情報源:

    * 高橋裕子(1957年〜 TAKAHASHI, Yuko):津田塾大学英文科卒、米国カンザス大学大学院教育学研究科博士課程修了。平成28年から津田塾大学学長

     津田塾大学・高橋裕子学長(談)

    津田塾大学は来年、創立120周年を迎える。女子教育の先駆者・津田梅子が同大の母体となる女子英学塾を開設して以来、多様な分野でのパイオニアを輩出してきた。「社会で力を発揮できる人材を育てる」という建学の精神を引き継ぎ、「変革を担う、女性であること」を未来への教育ビジョンのモットーとして掲げる。自らもリーダーとして大学教育を牽引(けんいん)する高橋裕子学長に、女子大学の果たす役割や人材育成について聞いた。(宮田奈津子)

    −−津田塾の教育の柱は英語だ

    「私自身、高校生のときに読んだ英哲学者バートランド・ラッセルの『幸福論』に感銘を受け、英文を読むことに関心を持った。米国留学を通じ、米国史や女性史を学び、大きな考えを得ることにつながった。ダイバーシティ(多様性)の大切さが指摘されるが、外国語を学ぶことで異なる世界の扉が開かれ、知見が広がるのだと思う」



  • 大嶋仁「中国現地ルポ−広州・杭州・長春・北京−(10)」(2019.04.22)
     情報源:
    NET IB News, 2019年4月22日付
    * 大嶋仁福岡大学名誉教授(1948年〜):比較文学専攻

    「令和という元号が万葉集に由来するのなら、万葉集とは大和(朝廷)が朝鮮半島との縁を断ち切ってでも急速に唐の文化を摂取した時代を代表するものであるだけに、この元号には中国との関係が暗示されているということである。・・・。  イギリスの哲学者ラッセルが言ったように、(米国は)"多民族国家でありながら驚くほど画一的"なのだ。その画一性はマルクーゼが指摘したように、高度な技術文明のせいで最も効率的なものだけが生き残れるシステムを確立したことによる。この威力と影響力は現在の世界を席巻しているのだが、それと真っ向から対立するのが多様性に満ちた中国、そしてインドなのである。」



  • 伊藤野枝「絞首台にのぼらされても、かまうものか」(2019.03.31)

     出典:栗原康『村に火をつけ、白痴になれ−伊藤野枝伝』(岩波書店、2016年3月刊)pp.145-146.
    * 栗原康(くりはら・やすし,1979〜 ):早稲田大学政治学研究科博士後期課程満期退学,東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。

     本書には,『ラッセル自伝』第2巻(理想社刊)に出てくる内容以上のことは書かれていませんが、採録しておきます。
    「このころの野枝のいきごみは、ほんとうに半端ない。ひとつだけ、それをしめすよいエピソードを紹介しておこう。一九二一年七月三〇日、野枝は魔子(注:大杉栄との間の子供)をつれて、大杉とともに横浜港までいった。バートランド・ラッセルとその恋人、ドラが出港するのを見送るためだ。すでに二六日、大杉はラッセルと対談をしていて仲よくなっていた。ラッセルはいわずとしれた哲学者であるが、社会主義にシンパシーをもっていたことでもしられていた。しかもラッセルの思想がアナキズムにちかく、ロシア革命後のソビエトにたいして批判的でもあったことから、大杉とは気があったようだ。ラッセルにとっても大杉と野枝は印象深かったようで、のちに自伝をかいたときに、見送りにきた日本人については、この二人のことだけをかいている。とりわけ、野枝については大絶賛だ。
     ラッセルはこうしるす。「わたしたちがほんとうに好ましいとおもった日本人は、たった一人しかいなかった。それは伊藤野枝という女性であった。かの女はわかく、そして美しかった。ある有名なアナキストと同棲していた」と。どうもこのとき、恋人のドラが野枝にたいして、こうたずねたのだという。「官憲になにかされるんじゃないかと、こわくはないんですか」。すると、野枝は喉もとに手をあてて、それをさっと横にひくと、ひとことだけこういったという。「遅かれはやかれ、こうなることはわかっています」。かっこいい。おそらく、この時期の野枝は、気合にみちあふれ、ただならぬオーラをはっしていたのだろう。ドラもごラッセルも、これで感動してしまった。」



  • 「大学倶楽部・桜美林大,実学重視へ_東京・新宿キャンパスで竣工式 4月から利用開始(2019.03.26)

    『毎日新聞』2019年3月25日(月)電子版記事
    https://mainichi.jp/univ/articles/20190322/org/00m/100/019000c?fbclid=IwAR3SdGfqbCHQTTWiLihNfB6HRLwfOCs394xhOfloInySz7aVZh7gjuVCY50

     桜美林大学新宿キャンパスの愛称は、「1920年代に哲学者のバートランド・ラッセルが北京大で学生らに対し、「乱世の中国に百人の賢人がいたならば、国は滅びない」と説いたことに感銘を受けた同大創立者の清水安三の思いを込め、「百人創新」とした。」とのこと。

     百人の愚かな国会議員(安倍チルドレン)がいれば国は潰れる、とは私の言葉(笑)。




  • Chosen Online, Dec. 30, 2018(2019.01.01)

     韓国最大の発行部数をほこる「朝鮮日報」に掲載された記事です。『朝鮮日報』がどういう傾向の新聞か知りませんが、ラッセルを引用しているので、参考まで投稿します。
    【コラム】キム・ソンヒョン世論読者部次長「嫌悪中毒社会」韓国


     ・・・
    「例えば子どもを育てる既婚女性は「ママ虫」で、韓国の男性は「韓男虫」だ。学校給食を食べる10代は「給食虫」で、逆に高齢者層は入れ歯をかちかちいわせるということで「トゥルタク虫」と呼ばれる。

    「我らは我らの敵を憎む者を愛し、そしてもし我らが敵を持たなければ我らの愛すべき人は極めて少なくなってしまう」という英国の哲学者バートランド・ラッセルの★嘆き★は尋常ではない。」

     面前では口にし得ない卑劣な悪口や陰口を許容する匿名のオンライン空間がまずあるとするなら当面の人気のために水火も辞せず刺激的な発言をぶちまける政治家の低劣な計算がその後に続く。・・・

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