「疑似関係詞としての”as”(as の直後が名詞が欠落した構造のもの)」

佐藤ヒロシ『andとasの底力』(プレイス、2015年刊)pp.133-1344から引用

 ”as”の訳語を考えるにあたっては、まず品詞(前置詞か、接続詞)を確認する必要があります。・・・。
 ”as”が(次の例のように)後続に名詞(主語か目的語)の欠落した文を伴う場合は「関係代名詞」とされますが、これ”which”や”who”などの純粋な関係詞とは異なり、本来の用法である接続詞的な性格が残っています。(よって、疑似関係詞と呼ばれます。)

 As ● is evident form his accent, he is a German.
(なまりからも明らかだが、彼はドイツ人だ。主語●が欠落
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 ラッセルの用例

Happiness, as is evident, depends partly upon external circumstances
 and partly upon oneself.
[幸福は--明らかなことであるが--一部は外部の環境に、一部は自分自身に依存している]
 出典:ラッセル『幸福論』第17章「幸福な人」
 詳細:https://russell-j.com/beginner/HA28-010.HTM

Love is an experience in which our whole being is renewed and refreshed
as is that of plants by rain after drought. In sex intercourse without
 love there is nothing of this.
[草木が日照りの後の雨で生きかえるように,愛は,私たちの全存在が新しくよみがえり,生き生きとさせる1つの経験である。]
 出典:ラッセル『幸福論』第4章「退屈と興奮」
 詳細:https://russell-j.com/beginner/HA14-070.HTM

The qualities most needed are charity and tolerance, not some form of
fanatical faith such as is offered to us by the various rampant isms.
[もっとも必要な(倫理的)特性は,慈愛と寛容とであり,種々の激しい主義が提供するような,何らかの形態の狂信的な信念ではない。]
 出典:ラッセル「人類に害を与えてきた思想」
 詳細:https://russell-j.com/beginner/0861HARM-220.HTM

Fear is the source from which all these evils spring, and fear, as is
apt to happen in a panic, inspires the very actions which bring about
 the disasters that are dreaded.
[恐怖(心)はこれらのあらゆる害悪が生じる源泉であり、そうして(しかも)恐怖心は、パニックに陥った時に起こりがちなように,恐れられている惨害をもたらす当該行為を起こさせる(のである)]
 出典:ラッセル「オーウェルの『1984年』の徴候」
 詳細:https://russell-j.com/beginner/1070_SoO-090.HTM

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