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ラッセル『教育論』(松下彰良・訳)

Bertrand Russell: On Education

(London; Allen & Unwin, 1926.


Contents(総目次)

第2部 性格の教育 第11章 愛情と同情 イントロ累積版
  1. 多くの読者は,私がこれまである意味で善い性格の真髄である'愛情'を説明なしに軽視してきたのは理解に苦しむ,と考えているかもしれない。・・・。
  2. 子供たちに対し,親を愛しなさいと命令してはいけないだけではなく,そういう結果を(得ることを)目標とするようなことも,何もしてはいけない。・・・。
  3. 精神分析学者によって前面に持ち出された,もうひと組の危険がある。・・・。
  4. 子供がいつも接触している大人は,たやすく子供の生活の支配者となり,子供が大きくなってからさえも,精神的な奴隷にしてしまいがちである。・・・。
  5. 精神分析学者(精神分析医)が「エディプス・コンプレックス」(この用語は誤解を生みやすいと私は考えている)という題目で考察している弊害は,両親が我が子から情緒的な反応を過度に求める(欲求する)ことから生じる。・・・。
  6. 第二の心理的な混乱(複雑化)は,正統派のフロイト主義者の観点により近づいてくる。・・・。
  7. 女性は,性的に満たされていないと,完璧な母親になることも,幼い子供の完璧な先生(教師)になることも,きわめて難しい。・・・。
  8. 親に対してどのような態度を子供に期待すべきかについて,私たちの考えをはっきりさせておくこともまたよいことであろう。・・・。
  9. 私が家庭生活における愛情の量や,あるいは,その自発的な表現を減少させたがっているような印象を与えているとしたら,大変残念である。・・・。
  10. 息子が2歳4ケ月のとき,私はアメリカヘ行って,3ケ月間不在であった(自宅を留守にした)。・・・。
  11. 今や,愛情一般及び同情一般という,より広い問題をとりあげよう。・・・。
  12. 子供に,いつどのようにして(←どのようにして,またいつ),この世の悪に気づかせたらよいかということは,難しい問題である。・・・。
  13. そうは言っても,子供に悪についての知識を与える適切な方法は,簡単には見つからない。・・・。
  14. けれども,従うべき処世訓はいくつかある。・・・。
  15. それから,(子どもに)歴史を教えるときには,戦争のことについて全て話してもよい。・・・。
  16. 不親切や残酷さの実例が子供の目にとまった場合は,おとな自身がその出来事を道徳的にどう評価するかを話すとともに,残酷なふるまいをした人はおろかであり育てられ方が悪かったからそういう思慮のないことをしたのだと常に示唆しつつ,十分に話しあわなければならない。・・・。
  17. (同情心の)本能的な芽ばえがあれば,広い同情心を養うことは主に知的な事柄である。・・・。
  18. 愛情については,まだ言うべきことが少し残っている。・・・。
第12章