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『ラッセル教育論』(松下彰良・訳)

Bertrand Russell's On Education
(London; Allen & Unwin, 1926)

Contents(総目次)

第1部 教育の離層 - 第2章 教育の目的 (Chap.2 ) イントロ累積版

  1. '教育方法'について検討する前に、'達成したい成果'について明確にしておくことはよいことであろう。・・・。
  2. 伝統的な中国の教育は、ある点で、全盛時代のアテネ(古代ギリシア語では、アテナイ)の教育に非常によく似ていた。・・・。
  3. 中国の教育は、'安定'と'芸術'を生み出した。・・・。
  4. '近代日本'は、全ての大国(列強)に顕著なある傾向の最も明瞭な例証を与えてくれる。・・・。
  5. このように、近代日本は、古代中国と'正反対の欠点'がある。・・・。
  6. 'イエズス会士たち'は、近代の日本人同様、教育を'制度'−−彼らの場合は、'カトリック教会'−−の繁栄(利益)に従属させる(の下位に置く)という誤りを犯した。・・・。
  7. アーノルド博士の制度は、今日まで、イギリスのパブリック・スクールの多くで存続してきたが、別の欠点、即ち、'貴族主義的'という欠点を持っていた。・・・。
  8. アメリカの公立学校は、これまでまったく大規模に試みられたことのない仕事を成功裡になし遂げている。・・・。
  9. 生徒は手段ではなく、目的として考えられるべきだと言うとき、結局のところ人間はそれぞれ目的としてよりも手段としてより重要である、といった反論に出会うかもしれない。・・・。
  10. しかし、教育者は若い人たちを愛すべきだ、というだけでは十分ではない。・・・。
  11. 合わさって人間の理想的な性格の基礎を形作ると思われる4つの特質を取り上げてみよう。・・・。
  12. 勇気−−私たちがあげたリストの2番目の性質−−には、数種類の形態があり、しかも、それらすべてが'複合的'である。・・・。
  13. 私は現在、恐怖や不安を最小限にする方法について論じているのではない。・・・。
  14. 心理学や生理学の観点から見ると、恐怖と激怒は、非常に類似した感情である。・・・。
  15. 最高の勇気を身につけるために、もう一つ必要なものがある。・・・。
  16. 我々がリストの3番目の性質(特質)としてあげた感受性、は、ある意味では、単に勇気を'矯正する'ものにすぎない。・・・。
  17. 感受性の望ましい形態の次の発達段階は、共感(同情)である。・・・。
  18. 認知における感受性も、感受性の中に含められなければならないが、これは観察の習慣(=癖)とほとんど同じものであるので、知性と関連付けて考えるのが自然である。・・・。
  19. 知的生活の本能的な基礎は好奇心であり、その基本的な形は動物の中に見いだされる。・・・。
  20. '好奇心'が実り多いものであるためには、好奇心は知識を獲得するためのある種の技術と結びついていなければならない。・・・。
  21. '勇気'は、肉体の英雄的資質と同様に、'知的誠実さ'にとっても、不可欠である。・・・。
  22. 特に例外的でない境遇にある人の生活においては、あいまいに'集団本能'と呼ばれるものの支配する領域が大きく、集団本能が浸透していない領域は小さいと、私には思われる。・・・。
  23. 活力(生命力)、勇気、感受性、知性を、教育によって生み出せる最高限度に所有している男女から構成される社会(共同社会)は、これまで存在したいかなる社会とも非常に異なることだろう。・・・。
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