バートランド・ラッセル 英単語・熟語 a009 - barren
★ barren (adj.) [(女・雌が)子どもを産まない,不妊の;(樹木・植物が)実を結ばない;不毛の(収穫のない);(作品など)興味をひかない,魅力のない
(n):(通常複数形で)やせ地]
* 森一郎『改訂新版 試験にでる英単語』p.82説明: bar = 横木,棒,妨げる → 「生産を妨げる」と覚えるとよい
* barren land : 不毛の地
1.ラッセルの用例
(n):(通常複数形で)やせ地]
* barren land : 不毛の地
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[ボロー(George Borrow,1803-81)の読者は,『ロマニー・ライ』という小説の中に登場するある人物をおぼえておられるだろう。彼は,熱愛していた妻をなくし,しばらくの間,人生がまったく不毛になってしまったように感じた。]
出典:ラッセル『幸福論』第11章「熱意」
But Alys proved to be barren, so the fuss had been all about nothing.
[しかしアリスは不妊症であることがわかり,結局何でもないことに大騒ぎをしていたことがわかった。]
出典:ラッセル『自伝』第1巻第4章「婚約期間」
However ardently a man may desire children, if it happens that his wife is barren he has no remedy in Christian ethics.
[どんなに熱心に男(夫)が子供を望んだとしても、妻がたまたま不妊症(子どもを産めない体)であったら、キリスト教倫理にはその男性(夫)には救済策はまったくない。(注:カトリックでは、子供を持つこと以外の性交渉は望ましくないと考えるため。)]
出典:ラッセル『結婚論』第五章「キリスト教倫理」
My people had taken Tennyson's house during a summer's holiday when I was two years old, and I was made by my elders to stand on the moor and recite in a heart-rending pipe,
O my cousin, shallow-hearted!
O my Amy, mine no more!
O the dreary, dreary moorland!
O the barren, barren shore!
[私の家族は,私が2歳の時,夏の休暇の間,テニスン(注:英国の詩人 Alfred Tennyson, 1809~1892)が昔住んでいた家を借りていた。そうして,私は,わが家の年長者たちによって(ヒースの茂る)荒地に立たされ,胸の張りさけるような金切り声で次のような歌を暗誦させられた。(注:次の詩は,テニスンの Lockslay Hall Sixty Years After (1886年)の一部)
おお,浅はかな私の従妹(いとこ)よ! おお,私のエイミー,あなたはもはや私のものではない おお,もの淋しい,侘しい荒野よ! おお,不毛の,味気ない故郷よ! ]出典:ラッセル『自伝』第3巻第2章「国の内外で」
2.参考例
ラッセル英単語・熟語1500 |
[ある聖者が不毛な土地をさまよっていた時、一本のコーヒーの木に出会った。]
出典:『英単語ターゲット1900 4訂版』p.423
To involve yourself in a barren argument is a waste of time.
[不毛な議論に関わるのは時間の浪費だ。]
出典:『鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁』p.359
a barren period in American architecture./ I can't suppose him so barren of devices as not to be able to cope with such a situation.
[アメリカ建築の不毛の時期。/彼がこんな状況に対処できないほど才覚に欠けているとは思えない。]
出典:Shogakukan Random House English-Japanese Dictionary, 1982