ラッセル『宗教と科学』(松下彰良・訳)

Religion and Science, by Bertrand Russell (London; George Allen & Unwin, 1935)



総目次

10章 結論 イントロ累積版
  1. 前述のところで、我々は,過去400年(4世紀)間における神学者と科学者との間でなされたより注目に値する闘争のいくつかについて,おおざっぱに、後を辿るとともに,今日の科学の今日の神学に対する関係を評価しようと試みてきた。

  2. 科学技術の直接的影響もまた,全て有益だったということは決してなかった。

  3. 今日、最も直接的に迫害の矢面にたっている科学は経済学である。

  4. 我々の時代における迫害は、過去における迫害とは異なり、神学的なものであるよりもむしろ政治的かつ経済的なものである.と主張されるかも知れない。

  5. 知的自由への脅威は、今日、1660年以降のいかなる時代よりも大きい(訳注:イングランドでは1660年に王政復古があった)。