バートランド・ラッセル 英単語・熟語 n009 - notion
★ notion (n) [観念,考え;意向;ばかげた考え]
1.ラッセルの用例
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[すべての文明国の学校は,いまだに,教育の最重要な役割は'知識の習得'であるという時代遅れの考え方に基づいている。国家は,年少者に九九の表や1776年に起こった歴史的事実を覚えさせるのに多大な努力をしている。
出典:ラッセル『アメリカン・エッセイ集』の中の「子ども」]
The essay 'On the Notion of Cause' was the presidential address to the Aristotelian Society in November, 1912, and was published in their Proceedings for 1912-13.
[「原因という概念について」は,1912年11月アリストテレス協会(=英国の代表的な哲学会のひとつであり、アリストテレスを研究する団体ではない)の会長就任にさいしての演説であって,同協会の1912~1913年度の会報に発表された。
出典:ラッセル『神秘主義と論理』「まえがき」]
ラッセル英単語・熟語1500 |
[哲学では,倫理的中立性はこれまでまれにしか求められなかったし,それが達成されるということはほとんどなかった。人々は自分たちの望みを思い出して,それと関連させて諸哲学(=哲学者たち)を評価してきた。善悪の観念が世界を理解する鍵を与えてくれるにちがいないという信念は,個別科学の世界から追い出されると,哲学に避難所を求めるようになった。しかし,この最後の避難所からさえ,もしいつまでも哲学が'心地よい夢の集合'であってはならないと考えるならば,この信念は追い出されなければならない。
出典:ラッセル『外界の知識』(Our Knowledge of the External World,1914)第1章「最近の傾向」]
2.参考例
He has no notion of diplomacy.[彼は外交がまるでわからない。
出典:『九大英単』p.103]
the old notion that sun moved round the Earth. / I haven't the faintest notion what you are talking about.
[ 出典:Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.]