★ maxim (n) [格言,金言 (ラテン語 maxima proposito から)]
* 森一朗『試験にでる英単語』p.132説明: maximum と同語で「最も偉大なる見解」が原義。
1.ラッセルの用例
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[3番目の処世訓は,他人に期待しすぎるな(あまり多くを期待するな),ということであった。かつては,病弱の貴婦人が--娘たちのうち少なくとも一人は看護婦としての務めを果たすために完全に自己を犠牲にしたり,場合によっては結婚を差し控えたりすることを-- 期待することは,しばしば普通のことであった。
出典:ラッセル『幸福論』第8章「被害妄想」]
I adopted David Hume's maxims that 'Reason is, and ought only to be, the slave of the passions'. I am not satisfied with this, but it is the best that I can do.
[私は,デイヴィッド・ヒューム(David Hume, 1711年-1776年8月25日)の格言「理性は情熱の奴隷であり,またただそうあるべきである」を採用した。私はこれで満足しているわけではないが,採用することができるとすればこれが最善である。
出典:ラッセル『自伝』第3巻第1章「英国への帰国」]
ラッセル英単語・熟語1500 |
[悪夢,幻想,その他,私が創作した小説(虚構作品)の上記以外のものは,その後,『事実と虚構』(Fact and Fiction, 1961)の創作の部(注:第二部)に収録された。私は批評家が,この本の書名と内容に関して,ウィットのある言葉でからかってくれることを期待していた。しかしそのようなことは起こらなかった。この本の中の「ラ・ロシュフコーの格言(集)」はかなりの楽しみを私に与えてくれた。(ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世:1613-1680:フランスの貴族,『箴言集』で有名).そうして,私は,その格言集に定期的に格言を追加した。『善良な市民のためのアルファベット』(The Good Citizens' Alphabet, 1953)の製作は私を非常に楽しませくれた。
出典:ラッセル『自伝』第3巻第1章「英国への帰国」]
'Always speak the truth except when something frightens you' was a maxim taught to me in childhood. I cannot admit the exception. Fear should be overcome not only in action, but in feeling;.
[「何か怖いことがない限り,常に本当のことを言いなさい」というのが,私が幼年時代に教え込まれた格言であった。私は,このような例外を認めることはできない(=怖くても本当のことを言うべきである)。恐怖は,行動だけでなく,感情においても克服されなければならない。
出典:ラッセル『教育論』第2章「教育の目的」]
2.参考例
"Waste not, want not" is her favourite maxim.[ 出典:Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.]