バートランド・ラッセル 英単語・熟語 c037 - call upon (on) ~ to (for)
★ call upon (on) ~ to (for) [~に~を頼む,~に・・・することを求める]
1.ラッセルの用例
ラッセル英単語・熟語1500 |
[1939/1940学年度(1939.9~1940.6)の終わり頃(注:1940年の5月頃か?),ニューヨーク市立大学教授になるよう招聘された。この事は既に決定されているように思われた。そこで,私はカリフォルニア大学の学長宛に辞職願(の手紙)を書いて提出した。学長が私の手紙を受け取って30分後に,ニューヨーク市立大学教授に私が任命されるということはまだ決定されたものでないということがわかった。そこで私は,辞表の撤回を学長に頼んだ。しかし彼はもう遅すぎると言った。
出典:ラッセル『自伝』第2巻第6章「アメリカ」]
On my way home to England my plane stopped at Singapore and Karachi and Bombay and other places. Though I was not permitted to visit any of these places, beyond their airports, as the plane did not stop long enough, I was called upon to make radio speeches. Later, I saw from a cutting from The Sydney Morning Herald for August 26th, an account of my speech at Singapore. It reported my saying: 'I think that Britain should withdraw gracefully from Asia, as she did in India, and not wait to be driven out in the event of a war.
[(オーストラリアから)英国への帰国の途中,私の乗った飛行機は,シンガポール,カラチ,ボンベイ,その他数ケ所に着陸した。飛行機が止まっている時間が短かったので,飛行場の外に出てこれらの都市を訪れることは許されなかったが,ラジオ(放送)でのスピーチをいくつか依頼された。後に私は,8月26日付の『シドニー・モーニング・ヘラルド紙』の切抜で,シンガポールでの私のスピーチに関する記事を見つけて読んだ。その記事は,私が次の様に述べたと報じていた。「英国は,インドで行った様に,アジアから品位を保ちながら撤退すべきであり,戦争によって追い出されるのを待つべきではない,と考えます。
出典:ラッセル『自伝』第3巻第1章「(英国への)帰国」]
2.参考例
We called upon him for a speech.[我々は彼に演説を頼んだ。
出典:森一郎『試験にでる英熟語』p.80]
I now call upon the best man to make a speech.
[ 出典:Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.]
I now call upon the chairman to address the meeting.
[ 出典:Oxford Advanced Learner's Dictionary, 8th ed.]