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バートランド・ラッセルの英語 - 日英語表現辞典シリーズ - guilt and sin

 最所フミ(編著)『日英語表現辞典』(ちくま学芸文庫,2004年1月)を参考にした「ラッセルの英語_日英語表現辞典シリーズ」(通称 R日英表現)です。 総索引

★ guilt / sin (p.103)

 "guilt": 多くは、心で感ずる the sense of sin(罪の意識/罪悪感)を指す。従って、犯罪を犯しても guilt を感じない人間もいるし、罪を犯さなくてもやましく感じる人もいる。裁判官が容疑者に、"Guilty, or not guilty"と質す場合は、犯した罪の事実を問うているのではなく、自分で責任を感じているかどうかを尋ねているのである。
 "sin": "guilt"は法律上の罪を指す場合が多く、"sin"は 宗教的、道徳的戒律を犯した罪を指す場合が多い。

 R英単語・熟語集の用例とはできるだけ重複しないようにしますが、用例が少ない場合はどうしても重複してしまいます。あしからず。

A.ラッセルの著作における用例

<用例1-1>
It is often said to be more important that the innocent should be acquitted than that the guilty should be condemned, but everywhere it is the duty of the police to seek evidence of guilt, not of innocence. .
[罪を犯した人間が 有罪の判決を受けることよりも,無実の人間が放免されることのほうが重要だとはよく言われることである。しかし,いかなるところにおいても,警察の任務は犯罪の証拠を探すことであり,無罪の証拠を探し出すことではない。]
 出典:ラッセル権力』第18章「権力をいかに飼いならすか

<用例1-2>
I still remember with a profound sense of guilt an occasion on which I forgot a dinner engagement and remembered just as I had finished my own dinner.
[私は,自分がディナーの約束を忘れ,(自宅で・自前の)ディナーを丁度食べ終わるやいなやその約束を思い出した時のことを,今でも罪悪感とともに思い出す。]
 出典:ラッセル『アメリカン・エッセイ集』の中の「羞恥心について

<用例2-1>
On the contrary, one of the effects of a belief in sin is to justify malevolence towards the sinner under the guise of a wish to bring him to repentance.
[それどころか,罪人を後悔させたいという願いを口実にその罪人への悪意を正当化することは,罪(の存在)を信ずることの影響の一つである。]
 出典:ラッセル『アメリカン・エッセイ集』の中の「教化・善導について

<用例2-2>
Narcissism is, in a sense, the converse of an habitual sense of sin.
[ナルシシズムは,ある意味で,習慣的な罪の意識の裏返しである。]
 出典:ラッセル『幸福論』第1章「不幸の原因


B.他の参考例

<参考例1-1>
Later he had a great sense of guilt about leaving his family like that.
[後になって彼は、あんなふうに家族を見捨てたことに大きな罪の意識を感じた。]
 出典:『英単語ターゲット1900』 p.355

<参考例1-2>
The defendant was found guilty of murder. / The man confessed to his crimes driven by a sense of guilt.
[被告は殺人で有罪とされた。/男は罪悪感に駆られて罪を告白した。]
 出典:『鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁』 p.276

<参考例2-1>
sin.
[その教会は、怠惰は罪であると教えた。]
 出典:『英単語ターゲット1900』 p.355

<参考例2-2>
It's a sin to tell a lie.
[嘘をつくことはよくないことだ。]
 出典:『英単語ターゲット1900』 p.355