バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )


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 現在では、世界を統合し、戦争を完全に廃絶することは、技術的には可能である。貧困を一掃してしまうことも技術的には可能だろう。これらのことは、もし人々が敵の不幸よりも自分達の幸福を望むなら実現されるだろう。過去においては、人間の幸福に対する物理的障害があった。現在では、唯一の障害は人間の魂の中にのみ存在している。憎悪、愚かさ、誤った信念のみが、私達と理想世界(至福千年王国)との間に立ちはだかっている。

It would now be technically possible to unify the world and abolish war altogether. It would also be technically possible to abolish poverty completely. These things would be done if men desired their own happiness more than the misery of their enemies. There were, in the past, physical obstacles to human well-being. The only obstacles now are in the soul of men. Hatred, folly and mistaken beliefs alone stand between us and the millennium
Source: Bertrand Russell: Portraits from Memory and Other Essays, 1956, chap. 4: From Logic to Politics, p.39.
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<寸言>
 世界連邦政府を創設し、秀吉がやったように「刀狩り」をして、軍備を連邦政府だけが持つようにすれば、国対国の戦争を廃絶することは可能です。しかし、どの国にも国家主義者がおり、主権(特に「防衛の名のもとに」戦争をする権利)を死守しようとします。また、大国は圧倒的な軍事力を背景に自国の意志を他国に押し付けようとします。現在では、あからさまな侵略行為はほとんどなくなりましたが、弱肉強食の世界のままであり続けています。
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