バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )


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 虚栄心の厄介なことの一つは、自らを糧に成長することである。話題にされればされるほど、もっと話題にされたいと思うようになる。・・・。虚栄心は、3歳の子どもから世界中が震え上がるような大物政治家に至るまで、人間の生活全般に影響を及ぼすものであるということを誇張することはほとんど不可能である。人類はこれまで、神も絶え間ない賛美を熱望していると想像するという、不敬さえ犯してきているのである。

One of the troubles about vanity is that it grows with what it feeds on. The more you are talked about, the more you will wish to be talked about. ... It is scarcely possible to exaggerate the influence of vanity throughout the range of human life, from the child of three to the potentate at whose frown the world trembles. Mankind have even committed the impiety of attributing similar desires to the Deity, whom they imagine avid for continual praise.
Source: Human Society in Ethics and Politics, 1954, part II: The Conflict of Passions, chapter 2: Politically important desires, n.5
More info.: https://russell-j.com/cool/47T-2_0205.htm

<寸言>
 人間には自己顕示欲、他人より少しでも優位に立ちたいという欲望、その他、いろいろな欲望があります。人は神を人に似せて創り、神にも称賛され続けたいという欲望があると人間が考えるのは「神に対する不敬である」と皮肉を言っています。狂信的な人たちには、ラッセルのこの皮肉は通じないでしょうが、世界中で「神に対する賛美合戦」がこれまで行われてきました。
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