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言語は、(後天的に) 獲得された他の行動様式と同様、有益な習慣から成り立っており、しばしばそれにまとわりついている神秘性をまったく持っていない。言語に関する迷信的な見解には何の新しい点もなく、それは有史以前の時代から我々に伝えられてきたものである。
Philosophers and bookish people generally tend to live a life dominated by words, and even to forget that it is the essential function of words to have a connection of one sort or another with facts, which are in general non-linguistic. ...
Language, like other acquired ways of behaving, consists of useful habits and has none of the mystery with which it is often surrounded. There is nothing new in the superstitious view of language, which has come down to us from pre-historic ages.
Source: My Philosophical Development, 1959,chap..13: Language.
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<寸言>
本ばかり読んでいて、現実世界や日常的なことをあまり知らない人々は、自分の発言が相手に理解されないと、相手があまり頭がよくないと思ってしまいがちです。具体的に述べることができる事柄はできるだけ具体的にしゃべるようにし、抽象的な事柄についてもできるだけわかりやすく説明するように努力すれば、難しい問題でも、多くの人にわかってもらえるはずです。
ただし、哲学者や読書家の反対のやっかいなタイプ(本をほとんど読まず、論理的に物事を考えない人)もいます。わかりやすい言葉を使ってしゃべっていてもしゃべっている主題についてよく理解していなかったり、ひどい時には自分の言っていることを理解していなかったりする人(例:小泉進次郎)もいます。そんな人はまず、ソクラテスが言うように、「汝自身を知れ!」です。
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#バートランド・ラッセル #Bertrand_Russell