毎年の第一次世界大戦休戦記念日(注:11月11日)に2分間が黙祷に捧げられ、残りの全ての時間はほとんど無益な喧噪に費やされる。その比率は間違っている。もし静寂の時間がもっと長ければ、喧噪も無益さがより少なくなるだろう。
Two minutes a year, on Armistice Day, are given to silence, and all the other minutes of the year to largely futile bustle. The proportion is wrong; if the silence were longer, the bustle would be less futile.
出典: Bertrand Russell: The decay of meditation (written in Nov. 7, 1931 and pub. in 1975 in Mortals and Others, v.1,
詳細情報.: https://russell-j.com/MEDITATE.HTM
<寸言>
このラッセルの発言は1931年のものなので、第一次世界大戦を例にあげていますが、第二次世界大戦後の現在も同様の状況です。ただし、日本では、2分間も黙祷を「強制」させてはいけないということで、「1分間の黙祷」になっています。
* 投げ銭(Amazon ギフト:15円以上)
#バートランド・ラッセル #Bertrand_Russell