バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 また,我々はそうした消極的な(否定的な)情緒から解放されると,音楽や詩を通して,歴史や科学を通して,美あるいは苦痛を通して,人間にとって真に価値があるものは個人的なものであって、戦場や政治の衝突や外部から押し付けられた目標に向かう人間集団の連隊行進において起こるようなものではないということをより十全に理解することができるのである。社会の組織化された生活は必要であるが,それはメカニズム(機構)として必要なのであって,それ自体が価値あるものとしてではない。

And when we are liberated by this negative emotion, we are able to realize more fully, through music or poetry, through history or science, through beauty or through pain, that the really valuable things in human life are individual, not such things as happen on a battlefield or in the clash of politics or in the regimented march of masses of men towards an externally imposed goal. The organized life of the community is necessary, but it is necessary as mechanism, not something to be valued on its own account.
 Source: Bertrand Russell : Power, a new social analysis, 1938
 More info.: https://russell-j.com/beginner/POWER18_350.HTM

<寸言>
 歴史を遡れば日本にも国家がない時代がありました。いや、日本という国家がない時代のほうがずっと長いのはみんなよく知っていまず。
 「国家(全体)があるから国民(部分である個人)がある」と言う表現を聞いてどのように感じるでしょうか? そもそもこれは何を主張しているのでしょうか? 人によっては、「"個人の利益"よりも"公共の利益"を優先せよ!」と取る人もいれば、特定の国に一時的に住んでいる外国人を除いて全ての住民がその国の国民になりますので、A=A(同語反復、恒真命題)と言っているにすぎないと考える人もいます。実際、私も国籍を取得する手続きをしたことはないですし、先祖もそんな手続きをとっていません。いつの間にか国民とされ、国民である以上、税金を納める義務があるとされています(取り立てる「一部の」権力者はそういった年貢や税金を自分や自分の家族や自分の支持者達のために勝手に使ってきた事実は歴史上、枚挙にいとまがありません)。また、税金を納めるほど収入がなくて納税しなくても、国外追放されることはありません。

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