バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 ・・・。このような無益でつまらないことが積もって,毎日を多忙とし,仕事をしたことについてのまったく偽りの印象を与える。・・・。
 もし毎日30分間黙想し,じっとしていれば,我々は,個人的,国家的,国際的なもろもろのものごとを現在よりももっと正常に取り扱っていけるだろう,と私は確信している。
 第一次世界大戦の休戦記念日に,毎年2分間の黙祷が捧げられるだけで,1年の残りの時間のほとんどは空騒ぎに費やされる。この時間配分は間違いである。

The accumulation of such futilities fills busy days and gives a wholly fictitious impression of work done. ...
If we spent half an hour every day in silent immobility, I am convinced that we should conduct all our affairs, personal, national, and international, far more sanely than we do at present.
Two minutes a year, on Armistice Day, are given to silence, and all the other minutes of the year to largely futile bustle. The proportion is wrong; if the silence were longer, the bustle would be less futile.
Source: Mortals and Others, v.1, 1975
 More info.: https://russell-j.com/BEING-G.HTM

<寸言>
 毎日忙しくたちまわるだけで、いろいろ仕事をした気になる。もう少し落ち着いて考え、よいアイデアをだして、創造的な仕事をすれば、大きな改善や進歩ができることでも、多くの政治家や官僚は長期的視点にたつことなく、「迅速に(可及的速やかに)」「躊躇することなく」「適切な」処置を行うとオウムのように「お守り言葉」を繰り返す。
 その結果、我々の仕事の半分は、「適切」という名の「不適切な」行動の結果生じた弊害の除去作業に費やされることになってしまう、・・・とかなんとか。

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