バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 宗教団体は,ひとつには,人間性に深く埋もれている形而上学的な恐怖心を静めるために存在している。・・・。
 神の意志への服従には究極の安心感があり,それは,単なる地上的な存在に服従することができない多くの君主における信仰上の卑下に導いたのである(注:「カノッサの屈辱」など)。他の人の意志や上位の力などに進んで従う特性は全て恐怖心に根ざすものであり,我々(人i間)が服従する指導者が人間であろうと神であろうと,変わりはない。

Religious bodies exist in part to allay the metaphysical fears that are buried deep in our nature. ... In submission to the Divine Will there is a sense of ultimate safety, which has led to religious abasement in many monarchs who could not submit to any merely earthly being. All submissiveness is rooted in fear, whether the leader to whom we submit be human or divine.
Source: Bertrand Russell : Power, a new social analysis, 1938
 More info.: https://russell-j.com/beginner/POWER02_060.HTM

<寸言>
 宗教(宗教家)も政治(政治家)も、人々の恐怖心を利用します。好意的に(忖度して)言えば、「寄り添います」)。政治家が、政治的な思惑からとは言え、全国的な宗教団体や宗教「的な」団体と「仲良くする」(親和性がある)のは人間の恐怖心の利用効果をよく承知している現れでしょうか? それは与党も野党もあまり変わりはないですが、与党(自民党)にその傾向大です。たとえば、神道政治連盟、霊友会、統一教会、幸福の科学、創価学会、日本会議等々。
 因みに、元総理の安倍晋三は、神道政治連盟国会議員懇談会(会長)、日本会議国会議員懇談会(特別顧問)、みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会などに所属しています。

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