バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )


<『拝啓ラッセル様』から>
'・・・。私はいま成り行き任せでふらふらしています。・・・。私はこうした気ままな暮らしかたから純粋な喜びをたくさん味わっていますが,しかし心の中ではこんな生活が永久に続くはずはないということをよくわかっています。

 ラッセルからの返事(1962年10月8日付)
 拝啓 グラッセ君,
 お手紙から判断すると,あなたは,まったく自分だけの私的な世界にとらわれており,少しわがままであると思われます。私がこう言うのは,退行的な環境の中で無気力に暮らすのではなく,自分の願望をもっと現実的に表現する道をあなたが見つけてほしいと思うからです。それには,現実的な問題に取り組む勇気と,その問題の中に含まれる困難を引き受けること,また,そのためのまじめな努力が必要です。もしあなたが勉強をしたいと思うならば,勉強にとりくんでください。勉強したいと思う心をただぼんやり見つめているだけではだめです。・・・。。



'I am drifting - simply drifting. ...I get so much pure enjoyment from this kind of living, but I know well in my mind that it cannot go on forever ... '

Dear Mr Grasse, (October 8, 1962)
... I am saying this to you so that you seek some more realistic expression of your desire to do more than vegetate in a retrograde environment.
This requires courage to deal with real problems and to undertake hardship and serious effort in their behalf. If you wish to study, then study and do not moon about wishing to do so. ...
 Source: Dear Bertrand Russell, 1969
 More info.:https://russell-j.com/beginner/DBR3-07.HTM

<寸言>
 長い間ニート生活をしていた人が、突然能力を発揮して世の中の注目を浴びるようになることがあります。しかし、それは何万分の一のこと(ごく例外的なこと)であり、そういった人はダラダラ日々を過ごしていたように見えて、実は、将来に役立つことをいろいろやっていたことが後から振り返ってみてわかるということが多いようです。
 自分は例外に属するニートではなく、平均的なニートに属すると考えたほうがよさそうです。

 
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