バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )


 ヴィクトリア女王に対する祖母の態度は,遣憾ながら,尊敬にみちた態度からはるかにかけ離れたものであった。(それでも)祖母は,祖母がかつてウィンザー城に招かれて身体の具合があまり良くなかった時,ヴィクトリア女王が親切で愛想よく,「レディ・ラッセル,お坐りになってかまいませんよ。レディ・誰それさん! ラッセル夫人の前にお立ちになってください」と言ってくれた,と楽しげによく語っていた。


I regret to say that her attitude to Queen Victoria was far from respectful. She used to relate with much amusement how one time when she was at Windsor and feeling rather ill, the Queen had been graciously pleased to say: 'Lady Russell may sit down. Lady So-and-So shall stand in front of her.'
 Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.1 chap. 1
 More info.:https://russell-j.com/beginner/AB11-070A.HTM

<寸言>
 バートランド・ラッセルは英国を代表する貴族の家に生まれ、自ら第3代ラッセル伯爵家を継いだにもかかわらず、何度も、貴族制度は廃止したほうがよいと言っています。
 7代目ラッセル伯をジョン・フランシス・ラッセル(1971生まれの50歳)が(6代目
の兄の死後に)継いでいます。しかし、独身なのでラッセル家は断絶するかも知れません。  祖母の英国王家に対する「気後れしない」態度はラッセルに大きな影響を与えたのかも知れません。

 
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