バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )


 彼(ラルフ・シェーンマン)は,財団創設の仕事を時にはほとんど独力でやってくれたし,財団に関する最も創造力に富んだアイデアの多くは彼に負っている。さらに,彼の創意及び彼のほとんど超人的といえる精力や勇気ある決断は,そうしたアイデアを実行に移していく上でおおいに力となってきた。
 また財団と私自身が,もう一人の最近の友クリストファー・ファーレイのおかげを被っていることについて少し書いておきたい。彼の判断力と思慮深さなくしては,我々が現在なし得ているような財団運営のバランスを保つことは困難であろう。・・・

He (Ralph Schoenman) has carried on its work sometimes almost single-handed and many of its most fertile ideas are owing to him. His ingenuity, moreover, and his almost super-human energy and courageous determination have been largely responsible for carrying them out. I should like to record, also, something of both the Foundation's and my debt to another recent friend, Christopher Farley. Without his judgement and thoughtfulness we should be hard put to it to keep on as even a keel as we manage to keep.
 Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.3 chap. 4
 More info.: https://russell-j.com/beginner/AB34-080.HTM

<寸言>
 添付した写真は、1972年夏、ラッセル生誕百年の年に、牧野教授一行が北ウェールズのプラス・ペンリン(ラッセル夫妻が晩年に住んだ家)を訪問した時の写真です。(牧野先生が生前もっていたラッセル関係の写真のネガは、遺言により、ラッセル関係の蔵書とともに景子夫人から全ていただきました。)
 写真(同行した本戸啓嗣教授撮影)に写っているクリストファー・ファーレイは、ラッセルの晩年にラッセルの秘書を務めた人で、『ラッセル自伝』によれば慎重派タイプとのことです。
 この写真は50年も前のものですので、写真に写っている人は全員亡くなっています。(牧野景子さんももだいぶ前に亡くなっています。)

 
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