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Man is an animal, and his happiness depends upon his physiology more than he likes to think. This is a humble conclusion, but I cannot make myself disbelieve it. Unhappy businessmen, I am convinced, would increase their happiness more by walking six miles every day than by any conceivable change of philosophy. This, incidentally, was the opinion of Jefferson, who on this ground deplored the horse. Language would have failed him if he could have foreseen the motor car.
Source: Bertrand Russell : The road to happiness (1952)
More info.: https://russell-j.com/beginner/1952_RtoH-060.HTM
<寸言>
ラッセルは丈夫な体を持って生まれたのでしょうか? 確かに、ラッセル自身、長生きした先祖が多かったので自分も体が丈夫であったのであろうと『自伝』その他で述べています。ラッセルの両親は3歳までに亡くなりましたが、ジフテリアにかかったせいであり、ひ弱だったわけではありません。
両親が早く亡くなったので、祖父母(祖父は元総理大臣)に引き取られ、主に祖母によって厳しく躾られました。幼年時代にも寒い朝に乾布摩擦をさせられましたのでそれも強い体つくりに役立ったと思われます。
そんな丈夫なラッセルも、1920年冬に中国でインフルエンザにかかって死線をさまよいました(北京のロックフェラー研究所が提供してくれた血清で救われました)。それ以後、98歳で亡くなるまでに数回重病に罹ったことがありましたが、いずれも短期間ですみました(帯状疱疹、喉の障害、坐骨神経痛、歯槽膿漏等々です)。
そういったラッセルだからこそ、「人がそう考えたがる以上に(人は)生理により依存している」(=自分が若い時に考えていた以上に、生理の影響を受けてきた!)と明言できるのではないでしょうか?
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