バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )


 私が米国人の誰かや米国の何かを否定的に批評した時にこれまでそうであったが、概して、またしばしば、反米的であるとして、私は悪しざまに非難された。どうして私が反米的だと言われなければならないのか、私にはその理由がわからない。なぜなら、私は長期間米国で過ごし、米国の友人を多くもち、多くの米国人や米国の行為についてしばしば賛辞を表してきたからである。その上、私はこれまでに二人の米国人と結婚している。

I was generally and often venomously charged with being anti-American, as I often have been when I have criticised adversely any Americans or anything American. I do not know why, since I have spent long periods in that country and have many friends there and have often expressed my admiration of various Americans and American doings. Moreover, I have married two Americans.
 Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.3 chap. 2
 More info.: https://russell-j.com/beginner/AB32-300.HTM

<寸言>
 現政権(時の政権)や自民党を厳しく批判すると「反日的」と言われるのと同じです。あるいは、政権を批判しなくても、中国や韓国について是々非々の意見を言うと「反日的」というラベルがはられます。

 ラッセルが反米的と言われるようになったのは、ラッセルがベトナム戦争を批判したのが一番大きな原因です。米軍は第二次世界大戦で投下されたものよりずっと大量の爆弾をベトナムに投下しましたが勝利することはできませんでした。米国内でベトナム戦争反対の声が大きくなったことも影響し、結局、米軍はベトナムから撤退せざるを得なくなりました。沖縄の米軍基地からも多数の爆撃機(B29)がベトナムに向かいました。日本も、間接的に、多数のベトナム人を殺害したことになりますが、1972年に沖縄が返還される前のことは責任なしとの態度のようです。
 
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