バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

ラッセル関係電子書籍一覧

 教育において大きな刺激になるのは,(物事は)達成可能だと感じることである。退屈だと感じられるような知識はほとんど役に立たないが,熱心に吸収された知識は永遠の所有物となる。知識の実生活に対する関係を生徒達によく見えるようにする(可視化する)とともに,知識によって世界を一変させることができることを理解させると良い。教師は,生徒の天敵ではなく,常に生徒の味方だと思われるようにしよう。幼年期に十分な訓練が与えられていれば,知識の獲得を大多数の少年少女にとって楽しいものにするには,以上の戒め(教訓)で十分であろう。。

The great stimulus in education is to feel that achievement is possible. Knowledge which is felt to be boring is of little use, but knowledge which is assimilated eagerly becomes a permanent possession. Let the relation of knowledge to real life be very visible to your pupils, and let them understand how by knowledge the world could be transformed. Let the teacher appear always the ally of the pupil, not his natural enemy. Given a good training in the early years, these precepts will suffice to make the acquisition of knowledge delightful to the great majority of boys and girls.
 Source: On Education, especially in early childhood, 1926, by Bertrand Russell
 More info.:https://russell-j.com/beginner/OE16-110.HTM

<寸言>
 受験勉強中心の、上級学校へいくための勉強が中心の、学校教育ではこういったことは非常に難しいですね。たまに(自分の頭で)考えることの楽しさや重要性をわからせてくれる教師はいますが、少数派(マイノリティ)です。
 現在復興大臣をしている平沢勝栄氏は「東大生の時、小学生だった安倍晋三氏の家庭教師を務めた」ということをマスコミでなんども強調し、下記のページの自身のホームページでも(写真付きで)自慢しています。学校教師ではなく、あくまでも家庭教師ではありますが、平沢氏は安倍晋三に何を教えていたのでしょうか? あまりよい教師ではなかったことを証明していると言えるかも知れません(笑)。
http://hirasawa.net/profile/

 ラッセル関係電子書籍一覧
#バートランド・ラッセル #Bertrand_Russell