バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

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 1914年から1918年までの第一次世界大戦は,私のあらゆるものを変えてしまった。・・・人間性についての私の考え(理解)も一変した。・・・また,大部分の人間は破壊的な怒りに'はけ口'を見出すような底深い不幸にとりつかれており,本能的な喜びを(多くの人に)広めることによってのみ良い世界をもたらすことができる,と深く確信するようになった。現代世界の改革者も反動主義者も同様に,種々の残酷な行為によって,歪んだ考えを持つようになっている,と思った。厳しい規律を要求するようなあらゆる目的や意図に対し疑いを持つようになった。・・・。

The War of 1914-18 changed everything for me... I changed my whole conception of human nature. ... I became convinced that most human beings are possessed by a profound unhappiness venting itself in destructive rages, and that only through the diffusion of instinctive joy can a good world be brought into being. I saw that reformers and reactionaries alike in our present world have become distorted by cruelties. I grew suspicious of all purposes demanding stern discipline..
 Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.2
 More info.:https://russell-j.com/beginner/AB21-330.HTM

<寸言>
 「改革、改革! 利権や特権・既得権打破、規制改革をさけび、新しい特権(それはすぐに既得権になる)を手に入れる政治家や彼らに乗っかる関係者達。
 そのことがよくわかっている守旧派はそういった「改革派」を利用する。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら、乗っからにゃか、ソン、ソン」と・・・。
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#バートランド・ラッセル #Bertrand_Russell