バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

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 使徒会は,小規模の討論会(討論を目的としたグループ)であり,平均して各年(毎年),1,2名ずつ入会しており,毎週土曜夜に会合をもっていた。使徒会は1820年以来存在しており,創設以来,ケンブリッジ大学の人間で,何らかの分野において知性に優れている人は,ほとんど会員になっていた。・・・議論にあたっての原則は,何のタブーも設けないこと,何の制限も設けないこと,どんなことを言われてもショッキングなこととは考えないこと,絶対的な思索の自由にいかなる障壁も設けないこと,であった。我々はあらゆる種類の事柄を論じあった。

This ( = The Apostles) was a small discussion society, containing one or two people from each year on the average, which met eyery Saturday night. It has existed since 1820, and has had as members most of the people of any intellectual eminence who have been at Cambridge since then. ...  It was a principle in discussion that there were to be no taboos, no limitations, nothing considered shocking, no barriers to absolute freedom of speculation. We discussed all manner of things, ...
Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.1
 More info.: https://russell-j.com/beginner/AB13-250.HTM

<寸言>
 この使徒会を真似たのかどうかわからないが、東大でもおなじようなことをやっていた(あるいは今でもやっている)らしい。ケンブリッジ大学の場合は、全学寮(全大学)を通じて毎年1,2名を選ぶというのだから、そのエリート(文字通りの「選民」)ぶりは断トツ。

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