バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

 我々に様々な対象(の存在)を気づかせる因果(原因-結果)の線は、いくらかはいたるところに存在するけれども、砂上を流れる川のように,次第に衰えて消えて行きがちである(ということである)。それが我々がいつも全てのものを知覚してはいないという理由である。

The causal lines which enable us to be aware of a diversity of objects, though there are some such lines everywhere, are apt to peter out like rivers in the sand. That is why we do not at all times perceive everything.
 Source: My Philosophical Development, chap. 2,1959.
 More info.: https://russell-j.com/beginner/BR_MPD_02-120.HTM

<寸言>
  外界からいっぱい刺激(情報)はやってくるが、大部分はまったく記憶されないが、一時的に記憶されるだけで、海馬に記憶されるものは少ない。そうでなければ脳の記憶容量はすぐにパンクしてしまって、重要な新しい情報は入ってこないであろう。