・・・。大きな民主主義国の有権者は,ほとんど自分が権力を持っているという感覚を持っていない・・・実際,有権者ができることの全ては,一般的にいって,二人の(候補者の)うちのどちらかに投票することだけであり,二人の候補者の選挙綱領は有権者の興味をひかないかも知れず,どちらの選挙綱領もほとんど違わないかも知れず,有権者も知っているように,当選するやいなやその候補者(当選者)はとがめを受けることなくその選挙綱領を棄ててしまうかも知れない。
... the voter in a large democracy has so little sense of power that he often does not think it worth while to use his vote. ... In practice, all that he can do, as a rule, is to vote for one or other of two men, whose programmes may not interest him, and may differ very little, and who, he knows, may with impunity abandon their programmes as soon as they are elected.
情報源: Power, 1938.
詳細情報:https://russell-j.com/beginner/POWER12_250.HTM
<寸言>
こんなに政権に対する批判があるので、どうして選挙結果は従来と余り違わないものになってしまうのだろうかとか,どうしてあのひどい議員が当選続けるのだろうか、と思うと、ひとりの個人の力の小ささを実感し、無力感が襲ってくる。 選挙制度が悪いのか、国民性の問題なのか、それとも自分の理解の仕方が間違っているのか・・・? と自問自答することになる。
... the voter in a large democracy has so little sense of power that he often does not think it worth while to use his vote. ... In practice, all that he can do, as a rule, is to vote for one or other of two men, whose programmes may not interest him, and may differ very little, and who, he knows, may with impunity abandon their programmes as soon as they are elected.
情報源: Power, 1938.
詳細情報:https://russell-j.com/beginner/POWER12_250.HTM
<寸言>
こんなに政権に対する批判があるので、どうして選挙結果は従来と余り違わないものになってしまうのだろうかとか,どうしてあのひどい議員が当選続けるのだろうか、と思うと、ひとりの個人の力の小ささを実感し、無力感が襲ってくる。 選挙制度が悪いのか、国民性の問題なのか、それとも自分の理解の仕方が間違っているのか・・・? と自問自答することになる。