残酷な目にあったり非友好的な扱いをされると,その経験は次のどちらかの方向に働く可能性がある。(即ち)一方では,簡単に脅かされる人々の場合には人目をさけたいという願望を生み出し,他方,大胆な精神を持っている人々の場合は(いやな経験という)刺激を受けて,残酷な目(仕打ち)にあうよりも残酷な目(仕打ち)を課すことのできる地位を探し求めようとする。
Experience of cruelty and unfriendliness may operate in either direction: with those who are easily frightened it produces the wish to escape observation, while bolder spirits are stimulated to seek positions in which they can inflict cruelties rather than suffer them.
情報源: Power, 1938.
詳細情報:https://russell-j.com/beginner/POWER02_130.HTM
<寸言>
大部分の人は中間の立場をとる。一方弱者や性格の弱い人は前者の立場を、他方強者や強者になることを強く求める人は後者の立場をとる。