つねに「品行方正である」(礼儀にかなった)人は,いつも,あるいは,ほとんどいつも退屈(な人)である。母親が,子供(たち)に,彼らが親があこがれる階級(階層)よりも下の社会階級(階層)に属すると思われないように,人生の喜びを抑制し落ち着いた操り人形になることを教えるのを見るのは,痛ましい(ことである)。
The person who is always "correct" is always bored, or almost always. It is heartrending to watch mothers teaching their children to curb their joy of life and become sedate puppets, lest they should be thought to belong to a lower social class than that to which their parents aspire.
出典: Bertrand Russell: The road to happiness (1952)
詳細情報:http://russell-j.com/beginner/1952_RtoH-050.HTM
<寸言>
他人が賞賛する、あるいは世間がよいと考える人間像の無理になろうとする のではなく、なりたい自分になることが幸福につながる。いつも他人(政治家 にとっては国民の人気)の目を気にして生きるようでは、どんなに表面的な賞 賛を得ても幸福からは遠ざかる。