若者が年寄りの生き方を--たとえば配偶者をなくした親の再婚に反対するなどして--規制しようとすることは,若い人の生き方を規制しようと企てる年寄り(年輩者)と同じように,まちがっている。 年寄りも,若者も,思慮分別のつく年齢に達すれば,自分で選択する権利があり,また必要ならば,自分で間違いを犯す権利だってある。
When the young attempt to regulate the lives of the old, as, for example, by objecting to the remarriage of a widowed parent, they are quite as much in the wrong as are the old who attempt to regulate the lives of the young. Old and young alike, as soon as years of discretion have been reached, have a right to their own choices, and if necessary to their own mistakes.
出典: The Conquest of Happiness, 1930, chap.9:Fear of public opinion.
詳細情報:http://russell-j.com/beginner/HA19-050.HTM
<寸言>
年取った両親は,新たな恋愛などしてもらいたくないと思う若者たち。
子供は,社会のルールに従順であり,良い子であってほしいと思う親たち。
いずれもお互いを独立した一個人として扱っていない。