我々の本能には残酷さが潜んでおり、狂信は残酷さをかくすカモフラージュである。狂信主義者はめったに心から人間的であることはなく,残酷さを心から恐れる人はなかなか狂信的な信条を抱かないであろう。
Cruelty lurks in our instincts, and fanaticism is a camouflage for cruelty. Fanatics are seldom genuinely humane, and those who sincerely dread cruelty will be slow to adopt a fanatical creed.
出典: The Practice and Theory of Bolshevism, 1920, chap.1:What is hoped from Bolshevism,
詳細情報:http://russell-j.com/cool/15T-1011.HTM
<寸言>
正しい人間と悪い人間がいるのではない。世の中を正義と悪とに二分して考えるのはやめるべきである。人間の中にある残酷さに着目し、そういったものを減らしていく努力を日々すべきである。