1914年から1918年(注:ラッセルが42歳から46歳)までの第一次世界大戦は,私のあらゆるものを変えてしまった。私は学究的であること(大学人であること)をやめ,新しい性格の本の執筆を始めた(注:1916年に,Justice in War Time と The Principles of Social Reconstruction を出版。それ以前は,哲学の入門書 The Problems of Philosophy, 1912 以外,一般の人が興味を持ちそうな popular books は書いてこなかった。)。人間性についての私の考え(理解)も一変した。ピューリタニズム(清教徒主義)は人間の幸福のためになるものではない,と初めて心から確信するようになった。
The War of 1914-18 changed everything for me. I ceased to be academic and took to writing a new kind of books. I changed my whole conception of human nature. I became for the first time deeply convinced that Puritanism does not make for human happiness. 出典:The Autobiography of Bertrand Russell, v.2 chap. 1:The First War, 1968 詳細(PCサイト):http://russell-j.com/beginner/AB21-330.HTM
[寸言]
ラッセルは,1916年に,Justice in War Time と The Principles of Social Reconstruction を出版。それ以前は,哲学の入門書 The Problems of Philosophy, 1912 以外,一般の人が興味を持ちそうな popular books (一般通俗本)は書いてこなかった。