バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 将来に期待して,現在の意味はすべて未来の(もたらすものの)中にある,と考える習憤は,有害(な習慣)である。(なぜなら)部分に価値があるのでなければ,全体に(も)価値はありえない.

The habit of looking to the future and thinking that the whole meaning of the present lies in what it will bring forth is a pernicious one. There can be no value in the whole unless there is value in the parts.
 出典:The Conquest of Happiness, 1930, chap.2: The Byronic unhappiness.
 詳細(PCサイト): https://russell-j.com/beginner/HA12-030.HTM

[寸言]
 社会(=国家その他)と個人が対立する(利益が相反する)場合は,ラッセルは,常にといってよいほど,「個人の尊重」の立場に立つ。ここでは,もちろん,「将来を思い煩うのではなく,日々の生活を有意義に過ごすべきである。なぜなら,人生の全体は日々の積み重ねだから。」といった意味合いであるが,ラッセルが多くの著書で言っているように,「部分よりも全体の強調」は,全体主義国家観,偏狭な愛国心,個人の自由や幸福を犠牲にした公共の利益・福祉等々に,密接に関係している。 


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