バートランド・ラッセル 英単語・熟語 s064 - scorn
★ scorn [(n) (怒りをこめた激しい)軽蔑,あざけり;軽蔑の的,笑いもの || (v) (軽蔑して)拒絶する;潔しとしない;軽蔑する]
* scornful (adj.):軽蔑的な,さげすんだ
1.ラッセルの用例
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[中庸(中庸の徳)は,面白くない教義(信条)であり,私は,若い時には中庸を軽蔑と憤りをもって退けたことを覚えている。なぜかというと,その当時,私が賛美したのは英雄的な極端(過激さ)であったからである。
出典:ラッセル『幸福論』第16章「努力と諦め」]
You must always denounce in such a way that your reader thinks that it is the other fellow who is being denounced and not himself; in that case he will be impressed by your noble scorn, whereas if he thinks that it is himself that you are denouncing, he will consider that you are guilty of ill-bred peevishness.
[あなた方は必ず、この非難の対象になっているのは自分ではなくて他人であると読者が考えるような仕方で非難しなければならない。そうすれば、読者はあなたの気高い軽蔑に深く感銘するだろうが、非難の対象が他ならぬ自分自身だと感じたと同時に、彼はあなたを粗野で偏屈だと非難するだろう。
出典:ラッセル『アメリカン・エッセイ集』の中の「天才になる方法」]
We watched this performance with lofty amusement, despising the poor dog for his stupidity and his inability to use his eyes as we did. But secretly I identified with the dog and felt sorry for him, the recipient of our scorn. He was not really stupid, only a dog, behaving as a dog behaves. .
[私たちは高慢にもその犬の行動をおもしろがり、そのあわれな犬を、その愚かさと、私たちのように自分の目が使えないその無能さのゆえにさげすんだ。しかし、私はひそかにその犬に同情し、あざけりを受けているその犬を気の毒に思った。その犬は,本当は愚かなのではなくて、ただふつう犬が行動するように行動していたにすぎなかったのである。
出典:ラッセル『最愛の人、わが父ラッセル』まえがき]
2.参考例
ラッセル英単語・熟語1500 |
[当時ヨーロッパからの移民の大半が,ネイティブ・アメリカンを野蛮人として軽蔑した。
出典:宮川幸久『英単語ターゲット1900(四訂版)』p.217]
He poured scorn on my suggestion.
[ 出典:Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.]
He was scornful of such 'female' activities as cooking.
[ 出典:Oxford Advanced Learner's Dictionary, 8th ed.]